モーツァルト:歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」KV.50より序奏

W.A.Mozart:Intrada from the Oper "Bastien and Bastienne"KV.50


 ご存知ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜91)の4番目の歌劇です。全1幕7場、登場人物は羊飼いの少年バスティアン、そのガールフレンドのバスティエンヌ、2人を見守る大人コラスの3人のみで、物語はいわゆる定石どおり、幼い2人のいたって素朴なラブ・ストーリー。しかもこの2人が色々一生懸命に悩んでいても、コラスおじいさんが二言三言いえばわりと安直に納得してしまうあたり、何とも可愛らしい。ちなみにこの、まるでサンリオのキャラクターに出てきそうな牧歌劇を作曲していた当時のモーツァルトはじつにまだ12歳・・・・やはりこの手の、異性に対する憧れが芽生えていた年頃だったんでしょうね。
 本日演奏されるのは、その序奏部Intradaのみです。楽器編成はオーボエ2、ホルン2、弦楽合奏。演奏時間は約1分半。というわけで、演奏時間同様、解説の方もとっとと終わらせていただきます。

(1989.4.23)


もとい